こんな映画で肥満と心筋梗塞を見直してみては?





肥満が動脈硬化を引き起こし、いずれは心筋梗塞に至る過程。
それらを見ているとある映画を思い出す。
少し前に話題になった「スーパーサイズ・ミー」という映画。


監督が自らマクドナルドのスーパーサイズ(アメリカのマックにだけある長特大サイズ)のハンバーガーを一ヶ月食べ続けたらどうなるか? というドキュメンタリー映画。


この映画には心筋梗塞のことなどほとんど出てきません。
でも随所にそこへ繋がるよな、と思える箇所があります。


まずは大食いを続けるので、激太りします。
これによって血管内のコレステロールは半端なものじゃないでしょう。
心臓、特に冠動脈への負担も大きいはず。


そのうちイライラが続きます。薬物依存症みたいな禁断症状。
過度の糖分、塩分の摂り過ぎが原因です。
映画の中で、アメリカの小学校での学校給食の状況が紹介されたりしますが、
過度の糖分の摂り過ぎはエネルギーが有り余って、「ついカッとなる」性格を作ります。
それが少年犯罪の引き金にもなっているのではと考えさせられます(ちょっと社会派?)。


いずれにしろ、この「ついカッとなる」性格。
こういう性格の人のことを「タイプA」と呼ばれているらしいですが、
この「タイプA」の人の心筋梗塞の確率が高いそうです。


肥満は肉体だけでなく、やがては精神にまで侵食していくのかもしれないな、と考えさせられます。
この映画、ダイエット効果があるかもしれません。
肥満でお悩みの方にはおすすめですよ。


writing by コタロー

肥満だとなぜ心筋梗塞になるの?





肥満の原因とされるコレステロール。
これ自体は決して悪いものではありません。
体内のホルモンなどの作用に大きく影響する大切な物質。
ですが摂り過ぎはやはりよくありません。


実は心筋梗塞の原因にもこのコレステロールが大きく関与しています。
コレステロールのカスが血管壁に固まって、動脈硬化を引き起こします。
「ドロドロ血」というやつです。


そして心臓の筋肉(心筋)へ血液を送る冠動脈に、この動脈硬化が起こると心筋梗塞になります。


でもここへ至るまでは遠い道のり。すぐにはなりません。徐々に徐々にです。
肥満と同じで、長い間の不摂生がまねく病気でもあります。


冠動脈硬化が進行したうえに、
「激しい運動をする」
「暖かいところから急に寒いところに出る」
「ついカッとなる」
など、心臓へもろに負担のかかるような行動をすると、スイッチが入るというわけです。


writing by コタロー

肥満が引き起こす心筋梗塞ってどんな病気?





肥満になると動脈硬化、そしてその影響で心筋梗塞という病気を引き起こします。


心筋梗塞とは動脈硬化の影響で、心臓の筋肉に血液を送り出す冠動脈がふさがれてしまって、心臓に血液が送られなくなる病気のこと。そのまま心臓へ血液が行かないと、心臓はいずれ死んでしまいます。


症状としては一言で言えば、強烈な痛み。激痛です。
「ナイフでえぐられるような」
「心臓をワシ掴みにされたみたいな」
「刀を突き刺されたような」そんな痛み。


しかも痛みは心臓だけではなく、腕や肩、背中など、上半身全体にまで広がり、
そのうちどこが痛いのかすら分からなくなってくると言います。


脂汗がにじみ出て、動悸、息切れ、めまい、呼吸困難、そして意識不明、失神…。


突然、このような痛みを感じた場合はすぐに119番。CCU(心臓集中治療施設)のある病院へ。もしも心筋梗塞なら30分〜1時間で心臓は停止。死亡することもあります。


writing by コタロー

隠れ肥満は心筋梗塞の始まり?





肥満を侮ってはいけません。
一見太っていなくても、実は体の内側に脂肪がべったりという人が少なくありません。
内臓のまわりに脂肪が貯まる内臓脂肪型肥満、いわゆる「隠れ肥満」というやつです。


自分は肥満ではないと思っていたのに健康診断などで体脂肪率が高いと言われた。
なんていう方は要注意。
「隠れ肥満」は動脈硬化への第一歩を踏み出したようなもの。


(引用ここから)


動脈の内壁に脂肪や石灰などが沈着して血管の通り道が細くなったり、動脈壁の筋肉が硬くなったり厚くなったりしている状態。


(引用ここまで)


引用先:カラダカラ健康辞典


これが動脈硬化。そしてこの動脈硬化が次に引き起こすのが心臓病(心筋梗塞、狭心症)です。


心臓は全身に血液を送り出すポンプ。
汚れたドロドロの水がポンプに入って、そこからまた全身に送り出される様子を想像してみてください。これが肥満体の体内で起こっている状態です。


そしてこの状態が長く続くと心臓への負担が増え、いずれは心筋梗塞へ。
つまりダイエットをするということは血管内の掃除をするということでもあるのです。


writing by コタロー


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