話題のメタボリックシンドローム。肥満と高尿酸血症の関わり





最近よく耳にするメタボリックシンドロームという言葉。


(引用ここから)


生活習慣病の主なものに高血圧症、高脂血症、糖尿病などが知られていますが、これらの共通の原因となるのが、内臓のまわりに脂肪がたまる内臓脂肪肥満といわれる状態です。


このように内臓脂肪肥満を背景にして、複数の生活習慣病が合併している状態を「メタボリックシンドローム」といいます。


(引用ここまで)


うらりねっと


目安となる数値として、例えば、「ウエスト」。
男性で85cm以上、女性で90cm以上だとメタボリックシンドロームの可能性大。
高尿酸血症の多くは、高血圧症や高脂血症、糖尿病と並び、このメタボリックシンドロームの危険因子の一つと考えられています。
メタボリックシンドロームはそれだけで動脈硬化の危険度が高く、そうなると心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす要因となるので注意が必要です。


writing by コタロー

肥満だとなぜ高尿酸血症になるの?





肥満の中でも内臓に脂肪のつく「内臓脂肪型肥満」は、全身の代謝を低下させ、血清尿酸値を上昇させます。
尿酸は細胞や食品に含まれるプリン体という物質で、体内では処理しきれない物質でもあるので、普通は腎臓から尿に溶けて体外へ排泄されます。
ただ非常に溶けにくい性質を持っているので、増えすぎると体内で結晶化してしまいます。


近年、産業廃棄物の処理などが問題視されていますが、からだも同じ。
エネルギーを燃やすと老廃物(=ゴミ)が発生します。この老廃物が尿酸です。
尿酸、つまり体内のゴミがある一定値を越えると高尿酸血症を引き起こすというわけです。


高尿酸血症は、言えば、
外からどんどん取り入れるのに、ゴミを外へ出さずに体に溜め込んでいる状態。
つまり体の中がゴミ屋敷になっている状態です。
ただエネルギーを取り込むと自然とゴミは発生します。
問題はそのゴミを外へ出さなければならないということです。
そのためにはダイエットなど減量によって肥満を解消し、できるだけ尿酸を作らない。
そして代謝をUPし、できたゴミを外へ出す。
そうすることで血清尿酸値を下げることです。
肥満の解消こそが高尿酸血症から逃れる一番の近道でもあるのです。


writing by コタロー

肥満が引き起こす高尿酸血症ってどんな病気?





肥満が引き起こす高尿酸血症は血液中の尿酸の値を示す、血清尿酸値が7.0mg/dL (血液100mLの中に尿酸7mgが溶けている状態)を越える状態をいいます。
それ自体に自覚症状はないので見過ごされがちですが、放っておくとこの尿酸は関節や腎臓などで結晶化してしまいます。この結晶がからだのあちこちに沈着して悪影響を及ぼすというわけです。


高尿酸血症には3つのタイプがあります。
A.尿酸が排泄されにくいタイプ
B.尿酸がつくられやすいタイプ
C.その両方を併せ持ったタイプです。
内訳はAが全体の60%、Bが10%、Cが30%です。
体内の尿酸は尿を排泄することで常に一定量を保っているのが普通ですから、いずれのタイプも危険なことに変わりありません。


高尿酸血症は放置すると、体内で結晶化した尿酸がさまざまな悪影響を及ぼします。
激しい関節の痛みを伴う通風、尿路を塞ぐ尿路結石症、腎不全など。そしてそれらはいずれ動脈硬化を誘発し、脳梗塞、心筋梗塞へと発展してゆきます。


writing by コタロー

肥満が高尿酸血症を引き起こす





肥満は高血圧症や高脂血症、糖尿病など、さまざまな生活習慣病を引き起こします。
中でも内臓脂肪型肥満はそれら複数の生活習慣病を合併するケースが多く、注意が必要です。
合併する数が多いと動脈硬化を引き起こす確率もUPするからです。
動脈硬化はいずれ脳梗塞や心筋梗塞へつ繋がります。そうなると取り返しがつきません。


そして内臓脂肪型肥満が引き起こす危険因子の一つに高尿酸血症があります。


高尿酸血症は血液中の尿酸の量を示す、血清尿酸値が高くなる病気です。
この状態を放置しておくといずれは通風になることから、通風の予備軍とも言われています。
通風の他にも腎臓や尿路にも影響を及ぼし、腎不全や尿路結石症なども誘発します。


それ自体に自覚症状がないことから放置しがちですが、いずれは動脈硬化の要因ともなりえる病気ですので、あなどってはいけません。


writing by コタロー


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