フォアグラって美味しいですよねぇ〜。
ガチョウ(または鴨)の肝臓。フランス伝統の珍味。(80%がフランス産らしい)
でも一方で動物虐待が騒がれたりしてます。実際、けっこう残酷だったりする……。
フォアグラって、要は肥満したガチョウ(または鴨)の脂肪肝です。
スリムなガチョウの肝臓を取り出したって、普通あんなに脂っこくない。
だから太らせる。人工的に。
まずは狭い場所に閉じ込めて運動させない。
そして食べさせる。蒸したトウモロコシを無理やり。
理科の実験なんかで使うロートみたいなやつを口から突っ込んで、1日3回流し込む。
強制給餌(ガヴァージュというらしい)ってやつです。
これを1ヶ月続けると、さすがのガチョウ君も動けなくなり、ついには頭と体が水平状態の姿勢しか取れなくなる。それを無理やり土に埋めて、頭だけ出して、なおも流し込むとか。途中で耐え切れなくなって死んじゃうガチョウ君もいるらしい。
そして2、3ヶ月後には肝臓もめでたく脂肪肝に。2kgほど肥大するらしい。
それを僕らはステーキの上にのせて、美味い美味いと食べているというわけです。
なんとも残酷な話です。
これが動物虐待になるのかどうか……。
僕も食べたことあるからなぁ。フランス好きだし。う〜ん。どちらとも言えん。
writing by コタロー